1. Bio-smithシステムとは
  Bio-smithとは『身体鍛冶』という意味の造語です。   
直立二足歩行という複雑な運動・バランス制御システムを持つ『人間』の外傷、
障害を診る上で、局所的病態だけでなく身体全体の運動を考察することは非常に重要です。   
Bio-smithシステムは身体の運動・バランス制御システムの人為的な操作を理論、
技術的に体系化して、外傷、障害の要因となるマルアライメントやイレギュラーな動きの補正、
身体の運動効率とバランス制御能の向上により、システマティックな治療、
リハ、アスレティック・トレーナー活動、S&Cトレーニング、技術トレーニングなどを目指す、
汎用性の高いソフトです。
  具体的なアプローチの流れは以下の通りです
 
( 1 ) ダイナミック・スタビリティー(D・S)テスト
その人が現状持つ、動的安定性と動きの偏差を確認するテスト
( 2 ) アプローチ法の選択と実施
現在Bio-smithシステムでは以下のアプローチ法を講習しています。
 
骨格構造そのものにアプローチする方法    
関節モビリゼーション、テーピング、アクティベータ、足底挿板など
骨格構造に影響を及ぼす軟部組織にアプローチする方法   
ストレッチ、各種レジスタンス・トレーニング(ウェイト、徒手、加圧など)、
各種コンディショニング・トレーニング(フォームローラー、ボールなど)    
各種神経-筋促通法、鍼など
( 3 ) D・Sテストによる動きの再評価
   
2. 今回のセミナー内容
  今回のセミナー内容はD・Sテストの理論とその習熟です。 上記の通りアプローチ方法は様々ですが、その根幹は身体の運動・バランス制御システムの体系化された検査法と人為的操作方法であり(逆に検査法における論理的な部分が共通であればアプローチ法は上記したものでなくとも、マニピュレーションであろうがマッスルエナジーであろうが何であっても構わないと言えます)、それを可能にする最初のステップがD・Sテストと言えます。 そこで今回の講習では、前半はD・Sテストの理論的部分を講義し、後半はD・Sテストの実技を徹底して行う予定です。 講習会の流れについては先日送付いたしました資料をご参照下さい。
   
3. 当日の講師およびアシスタント
 
講師 : 高橋禎彦
助手 : 若干名(当社経営の鍼灸接骨院のスタッフが参ります)